2008年9月24日水曜日

ヒトと犬の距離

ネパールは野良犬王国なので、犬はいたるところにいます。
ヒトに混じって生活する野良犬たち。

ネパールでは犬は犬であり、ヒトはヒトです。
ペットという感覚はありません。

ネパールでは犬は神様であるため、犬をいじめたりするヒトもいません。
が、かわいがるヒトもいません。
(かわいがるというのは、日本でいう、「かわいいーー」なでなでという感じのかわいがりかたです。)

ただそこに生活し、ヒトとともにあるもの、という受け入れ方をネパールのヒトはしています。

近すぎず、遠すぎず、それぞれの存在がそのままあるというのが、ネパールの犬の受け止め方です。

距離でいうと、ちょうどこのくらいなのかな。


近すぎず遠すぎずだけど生活に当たり前にいるもの・・・。

2008年9月14日日曜日

人なつこい犬は牛なつこい

私がステイしている家は、いわゆる首都カトマンズにありますが、カトマンズにはまだまだ空き地がたくさんあります。



その空き地にすんでいるのが、野良犬たち。


でも朝は、牛ややぎなどさまざまな動物が放牧され、散らばって草を食べます。






日本の空き地というと、整備されていなければ、草がぼうぼうに生えてしまうのですが、ネパールの場合、朝こうして草を食べにくる牛さんややぎさんがいるので、草は適度な高さから長くなることはありません。(うまくできてます!)



牛さんもひとしきり草を食べると座ってじっとしてます。



しばらく見てるとやってきました。

ここを縄張りとする、人懐こい犬、コードネームはフレンドリーガールです。

知らない犬が縄張りに入ると怒りますが、牛は関係ないみたい。

しばらく見てると・・・


ちょんちょん
『ねぇ ねぇ なにしてるの? わたしとあそばない?』

と牛にまでちょっかいをだしていました。

ひょえーーー牛にちょっかいをだす犬を、私は初めてみました!


その後さらにちょんちょんとちょっかいを出し続け、牛さんが動こうとすると、
びくっと驚いて遠くの方へ走っていきました。(笑)

ちょっとへっぴり腰(びびりぎみ)でしたが、人懐こい犬は、牛にもなつこかった・・・



2008年9月12日金曜日

ねえ ちょっと ちょうだい

近くの空き地に住んでる犬たちに、ビスケットの残りをあげました。

犬は上下関係がはっきりしているので、こういう場合、大体ボスのほうがたいらげちゃいます。


『ねえ ちょっと ちょうだい』


2008年9月10日水曜日

寺院にて

ネパールに限らず、犬は夜行性。

夜には縄張り争いでお仕事をします。

だから朝、昼は、犬たちは、こんな感じ。

死んでるのではありません。





『あいぼう、おれたち、きのう がんばったよな・・・』


『うん。しっかりなわばりまもったよな・・・』


『なんかおしりのへんが あったかいな・・・zzz』



あいさつ



『こんにちは!たまにあそびにきて
わたしたちのきままなせいかつ みてね!』


ネパールに一度でも行ったことのある人は誰でも知っていることですが、

ネパールには、野良犬がいたるところにいます。
カトマンズ盆地だけで、20万頭いるそうです!!



最初はこの子たち、いたるところにいるなあ、観光に行っても、道を歩いても、車の中からでも、どこからでも犬を見ない日はありません。

最初はたくさんいることに驚いておりましたが、だんだんとその暮らしが気になり始めました。
というのも、ネパールの犬たちは、本当に気持ちよさそうに暮らしてるのです。

お寺でぐーっすりと寝ている犬たちを見ていると・・・だんだんが気になり始め写真に納めるようになりました。
地元の人たちに指をさされ、「日本には犬はいないのか!?」なんていわれながら少しずつためていった写真です。



気ままなように見えて実は本当にたくましく、自由に生きる犬を追いかけることで、私はネパールの生活、文化を少しずつ学びました。 あなどれません!

と、いうことで、みなさんにも少しずつネパールの気ままな犬を紹介していこうと、「ネパールの気ままな犬日記」を始めます。
犬を通して、ネパールの文化を少しでも紹介できればと願いつつ。
ちなみに上の子は ステイしてたおうちの近所に縄張りを持つ犬。
とても人懐っこいので、彼女の名前は『フレンドリーガール』 にしました。