2016年12月6日火曜日

都合が悪いときは・・・

子犬が夜寝るためにと置いたダンボール。

子犬は免疫力が低いので、寒さで亡くなることも。


子犬が吠える声がして、行って見るといつもモティが横取りしてます。

規格外・・・


「あ、こら!モティ! これは小さい子用だよ!出なさい!」

と怒っても無視。

「だって さむいんだもん」

一生懸命ひっぱりだして、目を合わせて怒ると・・・



しーん

目を伏せるんです。

都合悪いときって 人もそうなるよね・・・。(笑)

モティ、なんだかんだ言って、ちょっと怒られてるのはわかるんだね。




2016年12月5日月曜日

地震・・・その後

2015年に起きたネパール大地震。





奥の建物は倒壊しています。そして空き地にはベッドのマットとふとん・・その上に寝る野良犬たち。

近くのお店の人に聞くと、このあたりでは建物の倒壊被害が大きく、たくさんの方が犠牲になったそうです。

「あのマットはだれが持ってきたの?」とお店の人に聞くと。

「あれは犬たちも寒いだろうと思って、私たちが持ってきたんだよ。」と。

後ろの小さな家もお店の人たちが地震で倒壊した建物の一部を持ってきて、犬のために建てたらしい。


犬をケアする心の優しさ、心の大きさ・・・。


当たり前にするネパールの人たち、すごいな。





この一帯はお店が連なり、お肉屋さんもあります。

お肉屋さんは朝5時に、お肉を切ったあと残った骨や小さな欠片を犬たちに配るらしい。

朝5時にここら一帯の野良犬たちはお肉屋さんに集結し、ご飯をもらうとおのおののエリアにもどるんですって。(み、見たい・・・)

それがこの地域の朝の日課だよとお肉屋さんが笑顔で言います。




地震で辛い経験をして倒壊した建物の中で少しずつ再建の進む街。


こうして犬たちが穏やかな表情で寝る姿を見るとなんだかほっとします。


「おひさまのひかりって あったけーなー」




犬たちは地域で育ててる。

犬たちが愛されてる地域を見ると、なんだか私の心までほっこりしました。





犬たちのこのなーんともいえない表情を見ながら、みんな少しずつ毎日を乗り越えていっているんだろうかなと感じる朝でした。



 

2016年10月21日金曜日

朝日をあびて・・・

朝日がのぼり・・・

うっすらとヒマラヤを照らします


お日様がたかくなると 村の犬もきらきら


朝日をあびて 毛もきらきら 瞳もきらきら・・・ 


2016年10月13日木曜日

人生 前向き




このまえ 道のど真ん中で ねてたら

車に後ろ足をひかれたんだけど

だいぶ よくなったよ





人生 いろいろ

いいことも わるいことも ちゃんと うけとめて




今日も 口角あげて 前向きに いきましょ!

みんなも 口角あげて前向きに!




BY アルジュン






2016年10月11日火曜日

NSD 7: モティ

目のまわりにライナーをひいたような黒いふちがある、美人モティ。
NSD7: モティ

名前: モティ
年齢: 1歳半
性別: メス
特徴: 子犬のころから知ってるモティ。モティとはネパール語で「ちょっとふとっちょの女の子」という意味です。小さいころ、どんどんえさをもらい、太っていく様を見て私が名づけました。
今は美人になって、体もスリムだけど、名前の定着率がすごくて、結局いまだにモティと呼ばれています。(ごめんね、モティ)

モティは美人だけど、あんまり身なりに気を使わず、雨の次の日も水溜りにおっこいしょと座って、汚れたまま、人間に飛び掛ったりするので、みんなに怒られてます。(笑)








2016年10月1日土曜日

愛されている野良犬の・・・

アルジュン、だいぶ歳とってきました。








妙技、これが愛されている野良犬の・・・

二重顎・・・。


か、かわええ~



アルジュン、長生きしてね。



2016年8月15日月曜日

村の犬

ネパールの村の犬って一番恵まれた生活をしてます。

基本的には鎖でつながれてない犬が多く、村の家どこでも自由に行き来できて、村の家どこでもえさがもらえるという愛にあふれた環境。

そして縄張りを守るため、村の家々を回り、お仕事もきちんとある。
村の人たちは村の犬という感覚があるので、みんなで愛を注ぎます。




なので村の犬は街の犬より、緊張感もほどほどにあり、しかし自由もあり、食べ物に困ることもないというなんだか絶妙なバランスでいつみても幸せそう。


こちらはとある村の犬、「カリ」。
いつも方耳ピーンとたって、音に敏感に集中します。
「ただ気ままに生きてるわけじゃあないのよ」

いつ言ってもここから家の周辺の縄張りをしっかりと守ってます。

山合いの村ですから、家畜を狙ってジャッカルや虎がでてくるので、村の犬は毎日パトロールのお仕事があるわけです。


「夜は警備のしごとで おおいそがしよ」と朝日の中、しばしの穏やかな時間を楽しむカリ。
なんとも穏やかな表情だなあ~


そしてカリのえさを食べるよう器がすごかった。石製ですよ!石製!
飼い主さんの優しい目で見守られながら、カリは今日も人間と同じ、「ダールバット(お豆のスープ)とご飯」をたいらげるのでした。

街の犬は、ビスケットが主食ですが、村の犬はネパールの人と同じダールバットを食べてます。


2016年6月17日金曜日

お菓子ゲット

人通りの多い 街に暮らす犬。

ときどき こうして おやつをわけてもらえます。

「きょうは じゅれび(←お菓子の名前) もらった」

「わがくらし ちょっと らくになりけり。 じっと じゅれびを見る」

「いただきまーす」

「いや~ しみる 甘さ だね」

食後はお店の前でじーっと まってると、 お店の人が水をくれました。


「 おくちなおし 」

飼ってるわけじゃないのに、 お水がほしいことは お店の人、 わかるんですね~


2016年6月9日木曜日

ネパール人と犬の距離感

ネパールの野良犬は、日本でイメージする野良犬ではなくて、地域のみんなで育ててる地域犬という感じ。

日本のペットだと人間と犬の距離感はとてつもなく近く。
日本の野良犬だと距離感はとてつもなく遠い。(小さいとき野良犬いましたが、近づくなと口をすっぱくして言われていたし、怖い存在でもありました)

ネパールの人と犬の距離感ってこんな感じ。


近くもなく、それほど遠くもない。

まねしようと思ってもできない、絶妙な距離感、空気感。

2016年6月8日水曜日

鎖につながれると・・・

ときどき見かける、鎖につながれた犬。

地域に放置されている犬たちは鎖につながれていないので、ストレスがなくて穏やかなのですが。

ときどきこうして鎖につながれた飼い犬も見ます。


鎖につながれると逆に結構吠える、吠える・・・。

前を通る人たちだれかれかまわず吠えまくっております。


「う~ワンワン!」 

「わおーん、この地域はおれさまが守るぜー」

「だ、だれだ、おまえ。 やってやろうか!?」

2016年4月12日火曜日

NSD6: キャプテンフック

ここいらでは番長的な存在の犬。

脚力も強く、体も大きいです。

ビスケットが入った袋を見ると、飛び掛ってくるので、近所の人たちからかなり恐れられている猛者。

誰かが投げた石があたったのか、片目が見えなくなってしまいました。
なんだかキャプテンフックを思わせるので、彼の名前はキャプテンフックと名づけました。




NSD6: キャプテンフック

名前: キャプテンフック、カヌ(片目が見えないという意味)、チュッチョ(←わがままで自分のことしか考えてなくて、どうしようもないやつという意味。笑)
年齢: 推定8-9歳
性別: 雄
特徴: ビスケットが入っている袋はなぜかわかるという特技がある。
     ここいらではかなり強い犬なので、他の野良犬は手も足も出ない。
     とにかく強い脚力。


最近は私が他の野良犬にビスケットをあげている姿を見てか、私を見るとついてくるようになりました。




ある日、私1人道を歩いていると後ろに気配を感じて 振り返るとキャプテンフックが。



なんと腹をみせて「触って触って~」と突然新しいキャラをアピールしてきました。
「じゅんび できたよ~ さわって~」


今までのイメージと違いすぎる・・・と思いながらも、その姿もかわいいなあ~と思い、おなかをさすりさすりしました。


そのときは他の野良犬はいなかったので、1対1だと見せる顔が違うのね・・・








2016年3月27日日曜日

まろです



2016年3月25日金曜日

村の犬

ネパールの村のほうにいくとまだ舗装されていない道。

車が通るとほこりがあがってすごい砂煙ですが、犬はそんなこと、気にしないさ。

「どこでも寝れるぜ、俺たち」と道路のへりで寝てます。

自由です。

2016年3月20日日曜日

ネパール野良犬事情

ネパールに行くと必ず目に入る、野良犬。

あまりにもたくさんの野良犬がいるので、なんだかもう空気と化してるカトマンズ。人間との距離感もちょうどよい。

特にカトマンズには非常に多くの野良犬がいて、昨今野良犬の数がどんどんと増えてきています。

カトマンズモデル動物病院(Kathumandu Model Vetenary Hospital)のディレクターの調査によると、カトマンズでペットとして飼われている犬は30万頭。

そのうち15万頭がいわゆる飼ってる状態から放された犬だそうです。

野良犬とは言っても、ネパールの人たちは犬が大好きな人もいるし、文化的にも神様の使いとして非常に近い存在なので、えさをあげる人たちも多いわけです。(→私もその一人)

飼い犬の状態から放されて、ごはんをもらえるけれど鎖にはつながっていないという状態の犬がたくさん。

野良犬はさまざまな病原菌を運んできてしまうということで、このたびカトマンズでも野良犬の管理プログラムが始まります。

まずはカトマンズにいる野良犬に狂犬病のワクチンを打つこと。

そして避妊手術を行うこと。

この2つを行うことで、野良犬の数をコントロールしようというプログラムが始まります。


 このプログラムは3500万円の予算を投じて行われるそうです。




私は厳しい環境の中で気ままにたくましく生きている野良犬が大好きです。

近年カトマンズの都市化で、彼らの住む場所がせまくなってきているし、人間がごみを放置することによって、衛生的によい食べ物を食べていない野良犬もいて、いつか日本みたいに野良犬を排除するっていうことになってしまうのでは・・・と心配していました。


日本は野良犬はいませんが、その裏側で殺処分されている犬はとっても多いです。


ネパールの人たちの選んだ方法は、避妊手術と狂犬病のワクチンだったんだ~とニュースで知り、安心しました。



こうやって避妊手術と狂犬病ワクチンをうつことで、数をコントロールすることは都会で生きる野良犬には必要なんだろうな。としみじみ思います。

野良犬がいても殺処分することではなくて、コミュニティーで育てていけたら理想的な環境だなと思うのですが。


そうして都会で生きる野良犬と人間との関係のため、教育も行うそうです。

犬のことを知らずに手荒に野良犬を扱い、噛まれる被害もあるので教育からそれを変えていこうということですね。

ネパールの最新野良犬ニュースでした。



参照元: The Kathmandu Post
KMC signs to manage Capital’s stray dogs

http://bit.ly/1S5jvl0

2016年3月19日土曜日

ドル札のようにまかれたビスケット

カトマンズの野良犬の主食はビスケットと言っても過言ではない。
誰かがまいたビスケット。
まかれたビスケットに打ち勝つ睡魔。

2016年1月31日日曜日

NSD 5: アルジュン

私がネパールに訪れ始めてから、初めのころに出会ったアルジュン。

いまはすっごく立派な青年・・・おじ様?に成長しました。






こちらが現在のアルジュン。
アルジュンはいつもこんな表情で人を見てます。ビスケットあげるときも、尻尾もすっごいふらないし、だけどみんなかわいがってる、いい味だしてる、野良犬です。




アルジュンは伝説に出てくるヒーローの名前から来ています。

NSD5:

名前: アルジュン、お兄さん(←先日子供たちがアルジュンを兄さん、兄さんと呼んでいてかなりうけました)
年齢: 8歳
性別: 雄
特徴: アルジュンはパピーの子供なのです。たくさん産まれたパピーの子供で残っているのは現在私が知る限り、彼1匹。しかし!パピーの遺伝子をしっかり受けつでいるわりにアルジュンは人に無関心。
尻尾をふっても力なくふってるくらいです。(笑)




アルジュンの小さいころの写真があります。こんな小さな子だったのに、今では気力も体力も熟してきて、立派なお兄さん犬になりました。
左側がありし日のかわいいアルジュンです。

2016年1月27日水曜日

NSD 4: 朝日にたたずむ大将

ここいらのあたりで最近みかけるようになった大きな黒い犬。

この犬種はみんな怖がるけど、実は動きがゆったりでおっとりタイプ。

もちろん怒ったら怖いけど、怒ったところをあんまり見たことがない。


NSD 4 大将



名前: カロ、大将
年齢: 不詳。突然現れたなぞの犬。
性別: 雄

特徴: 非常にゆっくり歩き、犬同士のコミュニケーションもなんだかゆっくり。
     ビスケットを取られてもあんまり怒らず、自分の番をゆっくり待つタイプ。
     しかしビスケットをあげると、手ごと食べるかのような食いっぷりを見せる。

     子供たちはその大きさに恐れをなし、あまり近づかない。
    性格は本当におっとりさん。他の犬がビスケット戦争してるときもちょっと離れたところでぼーっと見てます。 

2016年1月25日月曜日

ニューフェースです

子犬が産まれました。

野良犬の場合、生命力のない子犬は自然に生き延びることができません。

この厳しい寒さと栄養が足りなかったりで、生き残る子は本当、たくましいのです。

10匹くらい産まれても、2-3匹しか残らないし、子犬はみんな自分の家に連れて行ったりするので、結局1匹くらいしか残りません。

先日かわいいニューフェース発見。

あまりの愛らしさに子供たちもめろめろです。

写真撮ろうとするとすぐ子供がやってきて、こうやって抱きかかえます。ぬいぐるみみたいにもみくちゃにされるんですよね。子供の愛情表現、結構激しい・・・。踏まれないか、いっつもどきどきしちゃいます。

「みなさん よろちく」


子供のもみくちゃの愛情表現と、この寒さを乗り越えたらまずは一山超えます。

愛嬌があるかないかは野良犬にとっては死活問題。

愛嬌とはまず野良犬同士で仲間にいれてもらえるかの愛嬌と人に対しての愛嬌2つ両方兼ね備えていないと生き残っていけません。

愛嬌があるとたくさんえさが集まってきますし、えさの競争にも入れてもらえますからね。

この子は大丈夫そうかな、毎日成長を楽しみにしながら縄張りを通ってます。

たくましく育ってね、ニューフェースちゃん。

2016年1月22日金曜日

今日のヨガ先生



日向を見つけて 寝ておられます。







2016年1月20日水曜日

本日のヨガの先生です

ヨガのポーズに「犬のポーズ」があります。

今日は先生にお手本を見せていただきます。



「はーい、 みなさん しっかり 腰をのばして~」

さすが先生、 ポーズ、 完璧です。