あまりにもたくさんの野良犬がいるので、なんだかもう空気と化してるカトマンズ。人間との距離感もちょうどよい。 |
特にカトマンズには非常に多くの野良犬がいて、昨今野良犬の数がどんどんと増えてきています。
カトマンズモデル動物病院(Kathumandu Model Vetenary Hospital)のディレクターの調査によると、カトマンズでペットとして飼われている犬は30万頭。
そのうち15万頭がいわゆる飼ってる状態から放された犬だそうです。
野良犬とは言っても、ネパールの人たちは犬が大好きな人もいるし、文化的にも神様の使いとして非常に近い存在なので、えさをあげる人たちも多いわけです。(→私もその一人)
飼い犬の状態から放されて、ごはんをもらえるけれど鎖にはつながっていないという状態の犬がたくさん。
野良犬はさまざまな病原菌を運んできてしまうということで、このたびカトマンズでも野良犬の管理プログラムが始まります。
まずはカトマンズにいる野良犬に狂犬病のワクチンを打つこと。
そして避妊手術を行うこと。
この2つを行うことで、野良犬の数をコントロールしようというプログラムが始まります。
このプログラムは3500万円の予算を投じて行われるそうです。
私は厳しい環境の中で気ままにたくましく生きている野良犬が大好きです。
近年カトマンズの都市化で、彼らの住む場所がせまくなってきているし、人間がごみを放置することによって、衛生的によい食べ物を食べていない野良犬もいて、いつか日本みたいに野良犬を排除するっていうことになってしまうのでは・・・と心配していました。
日本は野良犬はいませんが、その裏側で殺処分されている犬はとっても多いです。
ネパールの人たちの選んだ方法は、避妊手術と狂犬病のワクチンだったんだ~とニュースで知り、安心しました。
こうやって避妊手術と狂犬病ワクチンをうつことで、数をコントロールすることは都会で生きる野良犬には必要なんだろうな。としみじみ思います。
野良犬がいても殺処分することではなくて、コミュニティーで育てていけたら理想的な環境だなと思うのですが。
そうして都会で生きる野良犬と人間との関係のため、教育も行うそうです。
犬のことを知らずに手荒に野良犬を扱い、噛まれる被害もあるので教育からそれを変えていこうということですね。
ネパールの最新野良犬ニュースでした。
参照元: The Kathmandu Post
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