2015年8月21日金曜日

愛された野良犬

野良犬といっても ネパールでは人間と犬の距離は近い。




中には かなり愛される愛嬌のある犬もいます。


そのかわいらしさと愛嬌のよさで、みんなから愛されたパピー。

最近見ないなと思って、近所の人に尋ねたら、パピーは病気で亡くなったらしい。(泣)

とってもかわいいかしこい犬で、とあるおうちの子供たちが家の中に入れていつのまにやら野良犬から家の犬になっていたらしい・・・。

(家の犬とは言っても、ときどき道を自由に歩いてたけども。)

パピーは私がネパールに行ったとき、子犬でした。
パピーが本当にパピー(子犬)だったころ・・・。これからどうなるのかな、私・・・と野良犬生活に少し不安な表情。

小さいときからかなり愛嬌がよく、毎年ネパールに行くと、尻尾を振って喜び、飛び掛ってくるほどです。

日本には野良犬がいないので 初めは警戒していた私でしたが パピーのおかげで野良犬との距離感がつかめるようになったといっても過言ではないくらいです。



2ヶ月しかネパールにいない私たちのことを覚えていて、毎年 私たちを見つけては 尻尾をふり、ジャンプして、よく後ろをついてきてました。

パピーと遊んでいると、近所の子供たちがやってきて、

「おい、これは僕の犬だぞ!」とやきもちを焼いて取り合いに。
パピーの写真を撮ろうとすると、なぜか子供たちも一緒にポーズ!いつもまわりに子供たちがいる、人気の犬でしたね。


最期も子供たち、おお泣きして大変だったそうです。



最期までみんなに愛されて逝ったんだな・・・。パピー。

毎年子供を生んで、 ベテラン母さんだったけど、名前がパピー=子犬 なもんで、最期までパピーとしての犬生をまっとうした、素晴らしい野良犬だった。

もうパピーには会えないんだけど、パピーの残した野良犬たちは地域密着型の野良犬として立派に成長しています。

パピー、本当にありがとう。



ありしのパピーの姿。

パピー お母さんになり、 えさを探すことで毎日 必死でした。 毎年 子供を生むんですからね、本当 大変・・・

パピー、 人参を食べる姿。 犬って肉食だとばかり思っていたけど、おなかがすいたら 自分で勝手に掘って引き抜いて人参食べてました・・・ でもあきるとそのままぽいっと捨てちゃうんだよね・・・・。おかげでパピーが食べ残した人参が畑に散乱・・・。この畑の持ち主は、犬たちが畑を荒らすので、よそにうつってしまいました。