ネパールは野良犬天国
首都であるカトマンズだけでなんと20万頭の犬が暮らしています。
ネパールの犬を見ていたら、なんだかほんわりと幸せな気持ちになります。ありのままの自然の姿。ネパールの野良犬の日々をつづりました
2008年12月8日月曜日
僕たちの寝る場所
朝です。
ネパールの人たちはとても早起き。朝5-6時くらいに起きます。
朝の早い時間、お散歩してみました。もちろん、犬をさがすためです。
あ、いました。
いたいた。近づいてみましょう。
疲れ果てて寝ていますね。
犬は夜行性です。夜の間一晩中鳴き、大切な縄張りをおかされないよう、犬には犬の仕事があります。
一仕事終えて泥のように眠る犬たち。
どうやらここを縄張りとする3匹の仲間ですね。
あ、目をさましちゃった。
『むにゃむにゃ・・・。だあれ?』
私に見られてると落ち着かないのか、3匹は移動してしまいました。
『だれかしらないけど、なんでこっちずっと みてるのかな』
『しらない。 おちつかないから いどう しよう』
『ここなら だいじょうぶ だよ』
『よっこらしょ』
『はーめんどくさいな』
『よっ』
『ここならへんな ひとはいないよ』
『あんしんだね』
『また ねようか』
車がぎりぎりで通る道路で3匹は寝始めました・・・。
ここのほうが、おちつかない気がするんだけどね・・・。
たくましいね ネパールの犬たちは。
ネパールの人たちはとても早起き。朝5-6時くらいに起きます。
朝の早い時間、お散歩してみました。もちろん、犬をさがすためです。
あ、いました。
いたいた。近づいてみましょう。
疲れ果てて寝ていますね。
犬は夜行性です。夜の間一晩中鳴き、大切な縄張りをおかされないよう、犬には犬の仕事があります。
一仕事終えて泥のように眠る犬たち。
どうやらここを縄張りとする3匹の仲間ですね。
あ、目をさましちゃった。
『むにゃむにゃ・・・。だあれ?』
私に見られてると落ち着かないのか、3匹は移動してしまいました。
『だれかしらないけど、なんでこっちずっと みてるのかな』
『しらない。 おちつかないから いどう しよう』
『ここなら だいじょうぶ だよ』
『よっこらしょ』
『はーめんどくさいな』
『よっ』
『ここならへんな ひとはいないよ』
『あんしんだね』
『また ねようか』
車がぎりぎりで通る道路で3匹は寝始めました・・・。
ここのほうが、おちつかない気がするんだけどね・・・。
たくましいね ネパールの犬たちは。
2008年11月14日金曜日
2008年10月23日木曜日
今日はヤギ日記(番外編)
ここはとある有名な寺院。
人は長蛇の列を作って並んでいます。神様に捧げるお花やココナツなど持っています。
そこに鈴をつけた黒ヤギくんがやってきました。
ちりん ちりん
白ヤギ:『めーめー こわいよー』
黒ヤギ:『こんにちは、白ヤギくん。どうしたの?』
白ヤギ:『ぶるぶる なんかすっごい むなさわぎがするの。わたしここでころされちゃうのかな ぶるぶる』
黒ヤギ:『殺されるんじゃないよ。神様に捧げられるんだ。ここの国(ネパール)の人は神様への信仰がとても厚いから、願いがかなったらヤギか鶏をいけにえとして捧げるんだ。神様に感謝の気持ちを表すんだよ。』
ちりん ちりん
白ヤギ: 『めーそんな ひどい』
黒ヤギ: 『まあ落ち着いて』 ちりん ちりん
白ヤギ: 『あなた なによ さっきからすずしい かお して。
なに この すずは。 かっこうつけてんの』
黒ヤギ: 『あ、くるしい やめて。
これは しるし だよ。 ぼくも 神様に ささげられた ヤギなんだ』
白ヤギ: 『そうなの?』
黒ヤギ: 『そうだよ。 きみのように 神様に ささげられた ヤギは 次の世では、別の生き物に生まれ変われるんだって』
白ヤギ: 『そうなの?』
黒ヤギ: 『そうだよ。 かみさまへのいけにえ は とうとい犠牲 なんだ。』
白ヤギ: 『あなたも かみさまに ささげられた ヤギでしょ。 どうして じゆうに あるけるの』
黒ヤギ: 『ぼくと きみは ささげられかたが ちがうんだ。
すずを つけてる やぎは、かみさまに ささげられた やぎとして
誰からも 盗まれたり 殺されたり 食べられたり しない。 ただ ずっと 自由に生きるんだ』
白ヤギ: 『そうなの? なんか ラッキーだね、 あなた』
黒ヤギ: 『そんなことないよ。 なかまが ころされていくのを ずっとみることしかできない。 それも つらい ことだよ。』
白ヤギ: 『そうなの・・・。生きるのも いけにえとして ささげられるのも たいへんだね。わたしがんばってくるね。』
黒ヤギ: 『うん、ぼくはここで きみが立派に 最後の ときを迎えるのを 見守ってる』
白ヤギ: 『うん。それじゃあね さよなら』
黒ヤギ: 『さよなら』 ちりん ちりん
犬: 『この国(ネパール)じゃあ ヤギはたいへん だなあ。僕たち(犬)はのんきなもんだね』
2008年10月21日火曜日
2008年9月24日水曜日
ヒトと犬の距離
ネパールは野良犬王国なので、犬はいたるところにいます。
ヒトに混じって生活する野良犬たち。
ネパールでは犬は犬であり、ヒトはヒトです。
ペットという感覚はありません。
ネパールでは犬は神様であるため、犬をいじめたりするヒトもいません。
が、かわいがるヒトもいません。
(かわいがるというのは、日本でいう、「かわいいーー」なでなでという感じのかわいがりかたです。)
ただそこに生活し、ヒトとともにあるもの、という受け入れ方をネパールのヒトはしています。
近すぎず、遠すぎず、それぞれの存在がそのままあるというのが、ネパールの犬の受け止め方です。
距離でいうと、ちょうどこのくらいなのかな。
近すぎず遠すぎずだけど生活に当たり前にいるもの・・・。
ヒトに混じって生活する野良犬たち。
ネパールでは犬は犬であり、ヒトはヒトです。
ペットという感覚はありません。
ネパールでは犬は神様であるため、犬をいじめたりするヒトもいません。
が、かわいがるヒトもいません。
(かわいがるというのは、日本でいう、「かわいいーー」なでなでという感じのかわいがりかたです。)
ただそこに生活し、ヒトとともにあるもの、という受け入れ方をネパールのヒトはしています。
近すぎず、遠すぎず、それぞれの存在がそのままあるというのが、ネパールの犬の受け止め方です。
距離でいうと、ちょうどこのくらいなのかな。
近すぎず遠すぎずだけど生活に当たり前にいるもの・・・。
2008年9月14日日曜日
人なつこい犬は牛なつこい
私がステイしている家は、いわゆる首都カトマンズにありますが、カトマンズにはまだまだ空き地がたくさんあります。
その空き地にすんでいるのが、野良犬たち。
日本の空き地というと、整備されていなければ、草がぼうぼうに生えてしまうのですが、ネパールの場合、朝こうして草を食べにくる牛さんややぎさんがいるので、草は適度な高さから長くなることはありません。(うまくできてます!)
しばらく見てるとやってきました。
ここを縄張りとする、人懐こい犬、コードネームはフレンドリーガールです。
知らない犬が縄張りに入ると怒りますが、牛は関係ないみたい。
しばらく見てると・・・
ちょんちょん
『ねぇ ねぇ なにしてるの? わたしとあそばない?』
と牛にまでちょっかいをだしていました。
ひょえーーー牛にちょっかいをだす犬を、私は初めてみました!
その後さらにちょんちょんとちょっかいを出し続け、牛さんが動こうとすると、
びくっと驚いて遠くの方へ走っていきました。(笑)
ちょっとへっぴり腰(びびりぎみ)でしたが、人懐こい犬は、牛にもなつこかった・・・
でも朝は、牛ややぎなどさまざまな動物が放牧され、散らばって草を食べます。
日本の空き地というと、整備されていなければ、草がぼうぼうに生えてしまうのですが、ネパールの場合、朝こうして草を食べにくる牛さんややぎさんがいるので、草は適度な高さから長くなることはありません。(うまくできてます!)
牛さんもひとしきり草を食べると座ってじっとしてます。
しばらく見てるとやってきました。
ここを縄張りとする、人懐こい犬、コードネームはフレンドリーガールです。
知らない犬が縄張りに入ると怒りますが、牛は関係ないみたい。
しばらく見てると・・・
ちょんちょん
『ねぇ ねぇ なにしてるの? わたしとあそばない?』
と牛にまでちょっかいをだしていました。
ひょえーーー牛にちょっかいをだす犬を、私は初めてみました!
その後さらにちょんちょんとちょっかいを出し続け、牛さんが動こうとすると、
びくっと驚いて遠くの方へ走っていきました。(笑)
ちょっとへっぴり腰(びびりぎみ)でしたが、人懐こい犬は、牛にもなつこかった・・・
2008年9月12日金曜日
2008年9月10日水曜日
あいさつ
わたしたちのきままなせいかつ みてね!』
ネパールに一度でも行ったことのある人は誰でも知っていることですが、
ネパールには、野良犬がいたるところにいます。
カトマンズ盆地だけで、20万頭いるそうです!!
カトマンズ盆地だけで、20万頭いるそうです!!
最初はこの子たち、いたるところにいるなあ、観光に行っても、道を歩いても、車の中からでも、どこからでも犬を見ない日はありません。
最初はたくさんいることに驚いておりましたが、だんだんとその暮らしが気になり始めました。
というのも、ネパールの犬たちは、本当に気持ちよさそうに暮らしてるのです。
お寺でぐーっすりと寝ている犬たちを見ていると・・・だんだんが気になり始め写真に納めるようになりました。
地元の人たちに指をさされ、「日本には犬はいないのか!?」なんていわれながら少しずつためていった写真です。
気ままなように見えて実は本当にたくましく、自由に生きる犬を追いかけることで、私はネパールの生活、文化を少しずつ学びました。 あなどれません!
と、いうことで、みなさんにも少しずつネパールの気ままな犬を紹介していこうと、「ネパールの気ままな犬日記」を始めます。
犬を通して、ネパールの文化を少しでも紹介できればと願いつつ。
と、いうことで、みなさんにも少しずつネパールの気ままな犬を紹介していこうと、「ネパールの気ままな犬日記」を始めます。
犬を通して、ネパールの文化を少しでも紹介できればと願いつつ。
ちなみに上の子は ステイしてたおうちの近所に縄張りを持つ犬。
とても人懐っこいので、彼女の名前は『フレンドリーガール』 にしました。
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