2008年12月21日日曜日

かゆい



『せなか かゆい』



『あ、そこそのへん』

2008年12月8日月曜日

僕たちの寝る場所

朝です。

ネパールの人たちはとても早起き。朝5-6時くらいに起きます。

朝の早い時間、お散歩してみました。もちろん、犬をさがすためです。

あ、いました。



いたいた。近づいてみましょう。

疲れ果てて寝ていますね。

犬は夜行性です。夜の間一晩中鳴き、大切な縄張りをおかされないよう、犬には犬の仕事があります。

一仕事終えて泥のように眠る犬たち。





どうやらここを縄張りとする3匹の仲間ですね。

あ、目をさましちゃった。



『むにゃむにゃ・・・。だあれ?』


私に見られてると落ち着かないのか、3匹は移動してしまいました。


『だれかしらないけど、なんでこっちずっと みてるのかな』

『しらない。 おちつかないから いどう しよう』




『ここなら だいじょうぶ だよ』

『よっこらしょ』

『はーめんどくさいな』


『よっ』




『ここならへんな ひとはいないよ』

『あんしんだね』

『また ねようか』



車がぎりぎりで通る道路で3匹は寝始めました・・・。

ここのほうが、おちつかない気がするんだけどね・・・。

たくましいね ネパールの犬たちは。

2008年11月14日金曜日

なにやつ!?

ある日の朝。

いつも定位置で寝ているわんちゃんの写真を撮ろうと近づいたところ・・・・



『Zzzz....』

ガサッ



『ぬっ なにやつ!?』


うわーやばい見つかっちゃったよ。 さすが 野生の犬! 鋭い勘だー

・・・

・・・



また寝ちゃった・・・。

野生の勘を超える 睡魔というやつだね。

2008年10月23日木曜日

今日はヤギ日記(番外編)



ここはとある有名な寺院。
人は長蛇の列を作って並んでいます。神様に捧げるお花やココナツなど持っています。
そこに鈴をつけた黒ヤギくんがやってきました。

ちりん ちりん

白ヤギ:『めーめー こわいよー』
黒ヤギ:『こんにちは、白ヤギくん。どうしたの?』




白ヤギ:『ぶるぶる なんかすっごい むなさわぎがするの。わたしここでころされちゃうのかな ぶるぶる』

黒ヤギ:『殺されるんじゃないよ。神様に捧げられるんだ。ここの国(ネパール)の人は神様への信仰がとても厚いから、願いがかなったらヤギか鶏をいけにえとして捧げるんだ。神様に感謝の気持ちを表すんだよ。』

ちりん ちりん

白ヤギ: 『めーそんな ひどい』

黒ヤギ: 『まあ落ち着いて』 ちりん ちりん



白ヤギ: 『あなた なによ さっきからすずしい かお して。
      なに この すずは。 かっこうつけてんの』

黒ヤギ: 『あ、くるしい やめて。
      
      これは しるし だよ。 ぼくも 神様に ささげられた ヤギなんだ』

白ヤギ: 『そうなの?』

黒ヤギ: 『そうだよ。 きみのように 神様に ささげられた ヤギは 次の世では、別の生き物に生まれ変われるんだって』

白ヤギ: 『そうなの?』

黒ヤギ: 『そうだよ。 かみさまへのいけにえ は とうとい犠牲 なんだ。』

白ヤギ: 『あなたも かみさまに ささげられた ヤギでしょ。 どうして じゆうに あるけるの』

黒ヤギ: 『ぼくと きみは ささげられかたが ちがうんだ。
すずを つけてる やぎは、かみさまに ささげられた やぎとして
誰からも 盗まれたり 殺されたり 食べられたり しない。 ただ ずっと 自由に生きるんだ』

白ヤギ: 『そうなの? なんか ラッキーだね、 あなた』

黒ヤギ: 『そんなことないよ。 なかまが ころされていくのを ずっとみることしかできない。 それも つらい ことだよ。』

白ヤギ: 『そうなの・・・。生きるのも いけにえとして ささげられるのも たいへんだね。わたしがんばってくるね。』

黒ヤギ: 『うん、ぼくはここで きみが立派に 最後の ときを迎えるのを 見守ってる』

白ヤギ: 『うん。それじゃあね さよなら』

黒ヤギ: 『さよなら』 ちりん ちりん




犬: 『この国(ネパール)じゃあ ヤギはたいへん だなあ。僕たち(犬)はのんきなもんだね』

2008年10月21日火曜日

道なき道

朝7:00です。

いつもの光景ですが、犬たち、寝てます。
夜行性の犬たちは、夜に活動し朝はたいていこのような格好で道端に寝ております。

道端というと語弊があるかもしれませんね。
道の真ん中でしょうね、はい。



見つかりますか。この写真の中に3匹寝ております。ここは道の真ん中なのですが・・・
ちょっと近づいてみましょう。


寝てます。



寝てます。


寝てます。

本当に気持ちよさそうに寝ております。

あ、バイクが来た!




なるほど、犬の合間を通り抜けて行きました・・・。
犬がいても通れたら通っちゃう。
犬も起きないしね・・・。
それがネパール流。

2008年9月24日水曜日

ヒトと犬の距離

ネパールは野良犬王国なので、犬はいたるところにいます。
ヒトに混じって生活する野良犬たち。

ネパールでは犬は犬であり、ヒトはヒトです。
ペットという感覚はありません。

ネパールでは犬は神様であるため、犬をいじめたりするヒトもいません。
が、かわいがるヒトもいません。
(かわいがるというのは、日本でいう、「かわいいーー」なでなでという感じのかわいがりかたです。)

ただそこに生活し、ヒトとともにあるもの、という受け入れ方をネパールのヒトはしています。

近すぎず、遠すぎず、それぞれの存在がそのままあるというのが、ネパールの犬の受け止め方です。

距離でいうと、ちょうどこのくらいなのかな。


近すぎず遠すぎずだけど生活に当たり前にいるもの・・・。

2008年9月14日日曜日

人なつこい犬は牛なつこい

私がステイしている家は、いわゆる首都カトマンズにありますが、カトマンズにはまだまだ空き地がたくさんあります。



その空き地にすんでいるのが、野良犬たち。


でも朝は、牛ややぎなどさまざまな動物が放牧され、散らばって草を食べます。






日本の空き地というと、整備されていなければ、草がぼうぼうに生えてしまうのですが、ネパールの場合、朝こうして草を食べにくる牛さんややぎさんがいるので、草は適度な高さから長くなることはありません。(うまくできてます!)



牛さんもひとしきり草を食べると座ってじっとしてます。



しばらく見てるとやってきました。

ここを縄張りとする、人懐こい犬、コードネームはフレンドリーガールです。

知らない犬が縄張りに入ると怒りますが、牛は関係ないみたい。

しばらく見てると・・・


ちょんちょん
『ねぇ ねぇ なにしてるの? わたしとあそばない?』

と牛にまでちょっかいをだしていました。

ひょえーーー牛にちょっかいをだす犬を、私は初めてみました!


その後さらにちょんちょんとちょっかいを出し続け、牛さんが動こうとすると、
びくっと驚いて遠くの方へ走っていきました。(笑)

ちょっとへっぴり腰(びびりぎみ)でしたが、人懐こい犬は、牛にもなつこかった・・・



2008年9月12日金曜日

ねえ ちょっと ちょうだい

近くの空き地に住んでる犬たちに、ビスケットの残りをあげました。

犬は上下関係がはっきりしているので、こういう場合、大体ボスのほうがたいらげちゃいます。


『ねえ ちょっと ちょうだい』


2008年9月10日水曜日

寺院にて

ネパールに限らず、犬は夜行性。

夜には縄張り争いでお仕事をします。

だから朝、昼は、犬たちは、こんな感じ。

死んでるのではありません。





『あいぼう、おれたち、きのう がんばったよな・・・』


『うん。しっかりなわばりまもったよな・・・』


『なんかおしりのへんが あったかいな・・・zzz』



あいさつ



『こんにちは!たまにあそびにきて
わたしたちのきままなせいかつ みてね!』


ネパールに一度でも行ったことのある人は誰でも知っていることですが、

ネパールには、野良犬がいたるところにいます。
カトマンズ盆地だけで、20万頭いるそうです!!



最初はこの子たち、いたるところにいるなあ、観光に行っても、道を歩いても、車の中からでも、どこからでも犬を見ない日はありません。

最初はたくさんいることに驚いておりましたが、だんだんとその暮らしが気になり始めました。
というのも、ネパールの犬たちは、本当に気持ちよさそうに暮らしてるのです。

お寺でぐーっすりと寝ている犬たちを見ていると・・・だんだんが気になり始め写真に納めるようになりました。
地元の人たちに指をさされ、「日本には犬はいないのか!?」なんていわれながら少しずつためていった写真です。



気ままなように見えて実は本当にたくましく、自由に生きる犬を追いかけることで、私はネパールの生活、文化を少しずつ学びました。 あなどれません!

と、いうことで、みなさんにも少しずつネパールの気ままな犬を紹介していこうと、「ネパールの気ままな犬日記」を始めます。
犬を通して、ネパールの文化を少しでも紹介できればと願いつつ。
ちなみに上の子は ステイしてたおうちの近所に縄張りを持つ犬。
とても人懐っこいので、彼女の名前は『フレンドリーガール』 にしました。